TOEIC900でも英語が話せない日本人へ。まだワンチャンあるよ

映画やドラマのモゴモゴ英語が聞き取れない謎を教えます。

英語は口を大きく開けて話す、は都市伝説である。

英語を話すときは口を閉じ気味にして話す。

学校では、口を大きく開けて発音しましょう。

と習ったかもしれません。私もそうでした。

騙されていました。

逆なんです。口をあまり開けてはいけません。

実際、アメリカにもいっこく堂のような腹話術師もいます。

 

確かに、CNNなどニュースキャスタは、ものすごく口を開けて話します。

ですが、それはedge case(レアケース)なのです。一般人とは違うのです。

 

英語で早口言葉をタン ツイスターと言います

英語を話すときは、舌があちこちに動きます。

とても舌がよく動きます。舌がひん曲がるんです。

母音で話す日本語は、ほとんど舌を動かすことはなく、動きもゆっくりです。

日本語の方が口をパクパク動かすイメージですね。

 

英語を話すときは、ニッコリと口角をグッとあげ、前歯だけを見せて話します。

口を縦に開けてはいけません。横に広げるイメージです。

日本人の口はへの字口になっている人が多いです。

 

外人はデフォルトで口がデカイんです。

だから、大きく開けているように見えますが、実際、開けてはいません。

ビデオの2人、前歯をとても綺麗に見せながら話してます。 

youtu.be

英語は舌と息で音を出す

よく言われるように英語は子音が大切です。

子音は舌で息の流れを止めたり、流したりする、空気がぶつかる音です。

音とは、そもそも、空気中の分子が振動して伝わります。

宇宙空間の真空では音は伝わりません。

 

口を閉じ気味にした方が空気の流れをコントロールしやすいのです。

 

口を大きく開けて、 口笛を吹けますか?

ロウソクの火を消すとき、口をすぼめますね?

窓を少しだけ開けると隙間風がピューとなりますね?

水道の蛇口を少し指で塞いでください。勢いよく出ますね?

 

もう一度言います。口を大きく開けたらダメ、なんです。

 

日本語の子音は、ん、だけ

日本語の、ん、は子音です。

しりとりで、最後が、ん、になると負けです。

なぜなら、ん、から始まる単語がないからです。

ん、は子音なので、んか、んき、と子音が連続してしまいます。

日本人は子音を連続して発音することはできないのです。

 

英語では、子音を連続して出すことが、当たり前です。 

そのため、カタカナ英語では、子音と子音の間に母音をねじ込んで発音します。

 

M

 

日本人は、エム(EMU)、と発音します。

 

アメリカ人は、エン(EM)、と発音します。

Mは最後、口を閉じます。

Emilyの発音も、エミリー、ではなく、エンリー、と発音します。

  

口角をあげないと舌をブンブン動かせない

片手で、輪ゴムの端を持ち、引っ張ってください。

輪ゴム全体が移動してしまい、伸ばせませんね。

もう片方の手で、反対側を持ち、逆方向に引っ張ります。

伸びますね。当たり前ですね。

 

舌だけ前に出してください。

顔全体が前に出てしまいます。

片手で輪ゴムを引っ張ってるのと同じなんです。

無理なんですよ。

 

口角をグッと、耳の方向へ引き上げてください。

その反動で舌をあっかんべーと、前に伸ばします。

 

舌と口角が逆方向に離れていくようなイメージです。

 

カラオケで歌うように話す

歌を歌うときは、腹式呼吸しましょう。

と言われます。 

 

単語、単語で息継ぎしませんね。

息を出し続けながら歌います。

 

水泳の平泳ぎ、息を少しずつ出しますね。

 

子音は、息を舌で遮ったり、流したりして音を出します。

笛を吹くとき、息を吐きながら、指で穴を塞いだりして出します。

 

日本語は母音をベースにしているため

声帯を使い発音します。

 

英語は、舌と息を巧みに使い、音を出すのです。

 

アメリカ人が囁き声で話すと、舌がピチャピチャ音をたてます

真面目な話です。

アメリカ人は息を殺し、ヒソヒソ話すときも、舌が動いてしまいます。

そのため、舌が口の中で動き接触する音がもれ、ちょっとセクシーに聞こえます。

特にT、D音で舌が上の歯茎に接触する音をよく聞きましょう。

母音を弱くするため、舌が接触する音と、息が漏れる音が顕著になります。

Autonomous Sensory Meridian Response (自律感覚絶頂反応)

という、ゾワゾワする音を聞いくセラピーがあります。

だんだん英語のリスニングに慣れてくると

舌や息の奏でる音が、気持ちよくなってきます。

一方、カタカナ英語ではこの音が出ないため、とても不快感を与えるのです。

 

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とりあえず、T音とS音だけマスターしよう

英語では子音のT音とS音をとてもよく使います。

statistics

の発音を練習してください。

口を全く動かさず、

舌で息の流れを止めたり、流したりして発音します。

ビデオでは、a の所にアクセント(アッシュ音)がくるので

大きく開きますが、ティスティクス、は全く口は開きません。

舌と息だけで発音しているのです。

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