Google I/O で英語リスニングを学ぶ
Google I/O はグーグルの開発者のためのカンファレンスです。
アップルWWDCに比べるとGoogle はかなりカジュアルな雰囲気です。
ロックコンサートの会場のようです。開放感もありますね。
グーグルのCEOはインド人 Sundar スンダーです。
マイクロソフトのCEOもインド人ですね。
もはや、インド人、中国人なしで、アメリカのIT企業は成立しないです。
私も以前、インドのIT企業で働いていたことがあります。
彼らの強みは、英語、数学が得意なこと。
そして何よりハングリー精神です。
インドに行ったことがありますがとにかく貧しい国なのです。
生きていくためにITスキルが必要なのです。
0:12 Thanks
スンダーのTh音は、インド人特有で、タンクス、と聞こえます。
インド人も日本人同様に、R、L、THの発音が正しくできません。
mail メール とL音がルになるひとが多いです。
また、ピッチ(音程)があまりなく、棒読みなメロディになります。
これはアジア人全般の特徴ですが、息が弱く、子音の発音が弱いです。
アジア人は母国語が母音ベースなので子音だけを強く出すことが出来ません。
ですが、リンキング、アクセントの場所が正しく発音されているので
聞き取りには全く問題ありません。
日本人は、RやTHの発音が出来ないことが問題だと思っていますが、それは違います。
個々の音が違っていても、全体のメロディ、イントネーションが
それっぽい なら理解できるのです。
日本人の サンキュー はそれっぽい発音なので通じます。
ですがもし、サンク ユー と言ったら通じないでしょう。
0:17 AI Healthcare is one of the most important fields
one of the → oneofthe → onenada ワナダ とリンキングさせます。
filelds フィールド ではなく、フィーォドゥ
L音は曖昧母音のォで発音します。
2:50 You won't have to say Hey Google every time.
訳) 毎回、"Hey Google"と言う必要は無くなります。
won't は、will not 未来の否定形です。ウォン と発音します。
want to とwon't の発音は似ています。
微妙なのですが、won'tはストップTになるので少し、ポーズがあります。
want to にはストップT(ポーズ)がないのと大抵、wanna ワナ と発音します。
英語は個々の音を聞くのではなく、全体のメロディ、リズムを感じるのです。
2:55 and it's been a top
andit's beena アンディッツ ビーナ
it や a は直前の子音とリンキングします。
カタカナ英語で and it's アンド イッツ と言わないようにしましょう。
英語の発音は単語の最後の子音を寸止め発音する必要があります。
寸止め発音させるには
口を開かない
口角をあげる
舌をグッと前に移動
息を吐きながら話す
が大切です。
そして、舌を上の歯茎の裏にぎゅっとつけて
息の流れを止めます。
and の D音で、ギュっと息の流れを止めます。
逆に、リンキングは、その息の流れを止めない、です。
and it → andit アンディ
DI とリンキングするので、ここで息は止まりません。
しかし、今度は、dit のT音で息が止まります。
どこで寸止めをするのかが正しいメロディで発音するポイントになります。
3:25 Google Duplex 人工知能による自動会話システム
何かと話題になった、美容院の予約での人工知能と人間のリアルな電話での会話です。
人工知能では会話が予定調和的(ある程度会話のパターンが決まっている)に進む場合
このように、コンピュータで会話を進めることが出来ます。
美容院の予約で話すことはだいたい決まってます。
好きな映画や食べ物の話とかは絶対しないのです。
逆に突然、そのような話題を振られてしまうと、対応が出来ません。
これは、フレーム問題と言って、人工知能では解決すべき大きな問題になっています。
4:10 some of the best
someofthe → somada サマダ
one of the と同じで、リンキング させます。
of の f は曖昧に発音するため大抵の場合、聞こえません。
soMU oBU ZA サム オブ ザ
と発音してはダメです。
なぜなら、メロディが崩れるからです。
アメリカ人は、全体のメロディで何を言っているのかを理解します。
彼女の英語のメロディは、スンダーよりもリズミカルで非常に聞き取りやすいです。
音楽と一緒です。考えるのではなく、感じるのです。
Don't think. Feeel!
4:44 keep up with the news you care about
訳) あなたが興味があるニュースをチェックする
日本人は、興味がある、と言いたいとき
be interested in
をよく使いますが、アメリカ人はあまり使いません。
また、日本人の interested in の発音はかなりカタカナ発音です。
なるべく care about ケー バゥ を使いましょう。
5:20 It's designed to
彼の発音はアクセントを強く置く特徴があります。
彼はアイルランドの大学を卒業しているのでアイルランド人かもしれません。
そのためイギリス英語と同じで単語の区切りをはっきりと発音しますので
ツンツンしたメロディになります。
アメリカ人はだらだらと単語をリンキングさせて発音しますので
ペラペラしたメロディになります。
インド人は母音が強いので
ド ド ド な単調なメロディになります。
designed to 〜 の目的のために設計(製造)された
IT業界ではよく使われます。
6:24 ML Kit
E MU E LU エムエル ではなく、E MEL エメォとリンキングさせましょう。
MLとは、Machine Learning(機械学習)のことです。
7:35 Shush シャッシ
訳) 静かに!
スマフォをうつ伏せにひっくり返すとマナーモードになります。
shの発音はシュでなく、シです。
カタカナ英語の弊害で、日本人はUをつけてし発音しますが
cash キャシュ ではなく、キャシ
bash バッシュ ではなく、バッシ
Uをつけて発音する癖があると、リンキング出来ません。
cash on delivery キャシ オン → キャション と発音します。
9:25 prefer
pUrefeA プリフェア ではなく、パリファー
prの間にUを入れない
erの発音がアにならないこと
彼女の英語はこのビデオのスピーカの中で一番上手です。
ニュースキャスターやNHKの朝ドラのように
滑舌よく流暢に話す日本人はほとんどいないのと同じで
綺麗な英語を話す人はあまりいないのです。
私が昔いた職場に、白人アメリカ人男性がいました。
お前本当にアメリカ人かよ!て思うぐらい発音がひどかったのを覚えています。
9:36 a bunch of
訳) たくさんの
a lot of と同じ意味です。
bunchとは束の意味です。
bunchof → buncha バンチャ
10:50 I want to talk about
talk about → talkabou トーカバゥ
本当によく使います。
What are you talking about? →Whadaya talkingabou ワダヤ トーキンガバゥ
なんども言いますが、メロディが大切です。
トー の所にアクセントがきます。
12:06 self-driving car
訳) 自動運転
WAYMO
カメラからの画像だけでなく、レイダーなどのセンサーからの情報も使って機械学習をしていますね。
技術の進歩は本当に早いですね。
このペースだと、東京オリンピックでは自動運転が実用化されそうですね。